Columns女医監修 女性のお悩みコラム

女性のお悩みNo.1
デリケートゾーンのかゆみの種類と解決方法

デリケートゾーンのお悩みNo.1は「かゆみ」

「ムズムズする感覚がある」
「かゆみが気になり私生活がつらい」
「ちゃんと洗っているのにかゆい」

女性の7割と、多くの方が持っている悩みが「かゆみ」。しかしながら、かゆみの原因を知らない人は86%もいます。

現在気になっているデリケートゾーンのお悩みは?

現在気になっているデリケートゾーンのお悩みは? 現在気になっているデリケートゾーンのお悩みは?

デリケートゾーンの「かゆみ」の原因を把握していますか?

デリケートゾーンの「かゆみ」の原因を把握していますか? デリケートゾーンの「かゆみ」の原因を把握していますか?
現在気になっているデリケートゾーンのお悩みは?

ということは正しいケアの方法を知らない人がたくさんいると予想されます。
専用ソープや市販薬など、対策アイテムは世の中にたくさんありますが、原因を知らないまま使用を続けると、間違ったケアが原因でむしろ悪化してしまうことも…。

かゆみの原因

通常、健康な腟内は弱酸性です。
腟内に存在するデーデルライン桿菌が、雑菌の繁殖を抑え清潔な環境を保つ働きを「自浄作用」といいます。

しかし、腟内がアルカリ性に傾くと、菌バランスが乱れて自浄作用は低下します。
自浄作用が低下するとデーデルライン桿菌のはたらきが鈍くなり、雑菌などの温床に。
その結果、ニオイやかゆみが発生します。

かゆみの原因

我慢できない程の感覚やかゆみ、白いぽろぽろした酒粕のようなものが出てきたらカンジダ症のおそれがあるのですぐに病院で診てもらいましょう。

自浄作用低下の原因

女性ホルモンの変化や乱れ

月経周期によるかゆみ、低用量ピル、ストレスや疲れ、不摂生な生活、産後、更年期、過度なダイエットなど。

腟内の過度な洗浄

かゆみは垢や汚れのせいだと思い、頻繁に洗ったり、強くこすり過ぎたり、洗浄力の強いボディ用ソープを使ったりすると、皮ふが乾燥しすぎたり、細かい傷がつくことで皮ふ炎となるためかゆみとなります。さらに、常在菌という皮ふに必要な菌を全て流してしまい、かえって悪化の原因となります。

不衛生な状態

面倒だからといって生理中にナプキンを替えないまま長時間放置していませんか?
長時間のナプキン使用や、おりものや汗でムレた状態を放置していると雑菌が繁殖してしまいます。

かゆみ対策方法

生活リズムの改善

ストレスでイライラしている、最近生活リズムが乱れている、疲れていると感じている場合は、睡眠時間をしっかり確保する、体を動かす、リラックス効果のある方法を試すなどをして精神と身体の両方から体調を整えることが大切です。
低用量ピルを始めてすぐにデリケートゾーンのかゆみが気になった場合には、薬による影響の可能性もあるので、一度主治医に相談をしましょう。

清潔な状態

通気性の悪い状態で放っておくとムレてしまい、皮ふが炎症を起こしたり、増殖した雑菌の温床になりかゆみを起こすことがあります。
ナプキンやタンポンは時間を決めて定期的に交換することをこころがけましょう。
パンツのムレが気になる場合は通気性の良い素材を選んだり、タンポンから経血カップに代えたりするなど、自分の生活習慣や肌質に合うものを探してみてはいかがでしょうか。

生活リズムの改善

正しい洗浄・保湿をする

一番のオススメはぬるま湯で洗ったあとにきちんと保湿を行ってあげること。
ただ、生理の汚れや雑菌が気になる場合にはしっかり泡立てた洗浄剤を使用してもいいでしょう。デリケート専用のなどにこだわる必要はありません。
洗い流した後は、肌への刺激の少ないオイルや乳液でカバーしてあげることが重要です。

ビデの使用

それでも不安…。という方にはアイテムを使うという選択肢もあります。ローションではなく、性交用の潤滑ゼリーを試してみては? 精製水で洗うタイプの腟洗浄方法。水でサッと洗えるのでスッキリ感が抜群。
しかし、大量の水で何度も洗いすぎると腟内の必要な菌まで流してしまい、逆に臭いが強くなってしまうこともあるため、使用頻度には気を付けましょう。

まとめ
かゆみの原因がわかれば、正しいケア方法を発見できます。
あなたに合わせた解決方法を実践してみましょう。

クリニックに相談

「これって私だけ?」不安な人は専門医に話を聞いてもらいましょう。
あなたの味方になってくれますよ。