Columns女医監修 女性のお悩みコラム
20代女性の7割が性交痛に悩んでいる!
原因と解決方法は?
「挿入時に痛みを感じることがある」
「濡れにくいからセックスが苦痛」
「性交中に違和感があり行為を楽しめない」
せっかくのパートナーとの時間も、これでは台無しです。
こんな経験をする方は意外に多いんです。
セックスの時に痛みを感じたことがありますか?
性交痛とは
「性交痛」とは性交時に感じる痛みや異和感の総称。
その原因のひとつとして知られている『うるおい不足』について一緒に勉強をしていきましょう。
性交はパートナーと皮ふや粘膜を何度もこすり合わせる行為です。
そのため腟全体が十分に濡れていない状態で無理に挿入すると粘膜を傷つけやすくなってしまいます。
いえいえ。
「うるおい」となる分泌物が出るまでの時間や量には個人差があります。
だから、濡れやすいから良い・悪いなんてことはありません。
でも、できればスムーズに「うるおい」を保ちたいですよね。
それができればパートナーとの時間もストレスなく過ごせるかもしれません。
『うるおい不足』原因は?
それでは次に、自分で改善できるかもしれない『うるおい不足』の原因と改善方法についてご紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
ストレス、不規則な生活、過度なダイエットなどで生活リズムが乱れると、肌が荒れたり、体臭がキツくなったりと体に変化が現れるように、ホルモンバランスにも影響を与え、『うるおい不足』となり、性交痛を感じることがあります。
出産後もホルモンバランスが乱れやすく、分泌量が低下するため『うるおい不足』になりがちです。
また会陰切開をおこなった人は、施術後の痛みや不安から性交再開に前向きになれず、『うるおい不足』になるケースもあります。
不十分な前戯や緊張
「まだ濡れてないんだけど!」と、パートナーに不満を感じる時はありませんか?
「うるおい」は性的興奮が高まることによって分泌されますが、不十分なまま挿入すると痛いのは当たり前。
また、不安や緊張から集中できなくなって、うるおう準備が十分にできていないことも。
その他にも、性交経験、疲労、睡眠不足周囲の環境、更年期、内服薬(サプリメント)…など、性交時のうるおい不足は誰にでも起こりうるのです。
『うるおい不足』の解決方法は?
自分の生活を見直す
「生活リズムが乱れている」「ストレスを抱えている」などホルモンバランスが乱れている人は次のことを行ってみましょう。
●睡眠時間を十分に確保する
●しっかり食事をとる
●疲れたら適度にリフレッシュする
など自分の身体をしっかり管理する必要があります。
パートナーに相談してみる
「性行為への緊張」「不十分な前戯」など心理的な問題でうるおいが不足している人は、パートナーに自分の気持ちを打ち明けてみましょう。
セックスはふたりの大切な時間。気持ちの負担がなくなると、性交痛の改善に繋がります。
また、自分の気持ちが高まりやすいことを知るということも、『うるおい不足』の改善には有効です。
パートナーばかりに頼らず、自分の身体の特徴や興味などにも目を向けてみましょう。
「潤滑ゼリー」に頼ってみよう
それでも不安…。という方にはアイテムを使うという選択肢もあります。ローションではなく、性交用の潤滑ゼリーを試してみては?
- まとめ
- 性に関する悩みはみんなが持っているもの。
『うるおい不足』の悩みを解決して、ふたりの時間をもっと楽しみましょう!
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クリニックに相談
「これって私だけ?」不安な人は専門医に話を聞いてもらいましょう。
あなたの味方になってくれますよ。
[コラム監修]
二宮典子 先生
NINOMIYA LADIES CLINIC 院長。
泌尿器科専門医・指導医。漢方専門医。女性泌尿器科医として、女性の排尿や生殖(セックス)にまつわる様々なトラブルの治療・サポートを行っている。