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気になる日本の性の実態、大規模調査
正しく実践に即した情報提供をするためには、本音と実態を理解する必要があります。日本家族計画協会の協力で実施している、【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイの調査報告をご紹介。
正しく実践に即した情報提供をするためには、本音と実態を理解する必要があります。日本家族計画協会の協力で実施している、【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイの調査報告をご紹介。
※グラフの数値…男女各20〜60代の平均値
※グラフの数値…男女各20〜60代の平均値
膣内の潤い不足による性交痛は、ホルモンバランスが大きく変化する中高年期や、産後に多く見られる症状だと思われていました。しかし今回の調査でも、年齢や出産経験の有無にかかわらず、誰もが日常的に抱えうる問題であることが明らかとなりました。
※グラフの数値…女性20〜60代の平均値
わが国では、求めるのは男性、応じるのは女性という固定的なセックス観が定着していますが、若い世代では、その関係が崩れ始めようとしています。とはいえ、この結果から女性が肉食化しているという判断は難しそうです。
※グラフの数値…女性20〜60代の平均値
男女・年齢別の前戯の特徴としては、「口唇へのキス」は男女ともに若い世代の方が多く、「性器へのキス・愛撫」は、男性では年齢が上の方が、女性では年齢が若い方が多い傾向にあります。
※グラフの数値…女性20〜60代の平均値
セックスの際の悩みに関する質問では、各年代の男性の3割以上が挿入時間の短さを悩みとして挙げているのに対し、女性は1割にも達していません。女性はむしろ、時間よりも快感や満足感を得られないことを悩みとして挙げています。
※グラフの数値…女性20〜60代の平均値
また、ほとんどの年齢に置いて、女性よりも男性の方が、セックスの所要時間を長く回答しており、このことからも、男性が自己を過大に評価している可能性が見て取れます。
※グラフの数値…女性20〜60代の平均値
※グラフの数値…女性20〜60代の平均値
日本人が他の国と大きく異なるのが避妊法選択。どのような調査でも、老若男女を問わず第1位はコンドーム。次いで膣外射精法となっています。妊娠は男性には絶対起こり得ないのに、避妊を男性任せにしていて、本当にいいセックスができるのか疑問を抱かずにおれません。もちろん、性感染症予防にはコンドームが有効であることは言うまでもありません。
※グラフの数値…女性20〜60代の平均値
セックスについて初めて知った方法(媒体)を聞くと、現代の若者は「インターネット情報」と回答している割合が多く、年代が上になるほど、「雑誌・小説」と回答しています。社会環境の変化が「セックスを初めて知る方法」にも大きな影響を及ぼしています。
マスターベーションについては、男性の特権というような受け止められ方をされてきましたが、男女差が顕著であるとはいえ、女性でも決してまれな行為ではなくなって来ていることが分かります。特に、20代の女性では30%ほどがわりあい頻繁に行っていることになります。
マスターベーションの”オカズ”として挙げたのは、男性では「アダルト動画(実写)」が大半を占め、女性でも20代、30代では高率となっています。男性に比べ女性では「特にない」との回答が多いのは、女性の方が男性よりも想像力、イメージ化が優れている証左ではないでしょうか。